左右

そして縄は放たれる

発せられた音は形として私を内側から壊し、また何事もなかったかのように元へ戻す。

己の身を食うことでしか自分を助けられない。
わたしの目眩は私自身の両手が、この頭を揺さぶって起きるものだ

背中とか背後とか、もうそんなことではなくて、一心同体となった私が私を食いに来ている

ひとつの大きなパワーとなるか、自滅するか
肉弾戦が既に始まっているきっと