私の中にある大きな穴について
私の中の大きな穴は見えたり見えなかったりする
あったりなかったりする
私の中の大きな穴は小さくなったり、私のことを飲み込むくらい大きくなったりする。
私の穴は多分誰にも見つからないものだと思う
私の穴はどんなに覗いても真っ暗に違いないが、私しか見たことがないので本当に存在しているのかどうか、怪しくもある。
どうしていつ穴が開くかはわからないが
私はいつも裸ではない、人に好かれるのが好きな私は穴を人に触られては困る事を知っている。
人と人との違いが大きくて小さいことを知っている、しかし私の中の穴は底知れないものなのか、はたまた浅い溝なのかは判らない。
ひとつの穴が膨張し無限に広がり続ける事もあったのに、その穴が無限に収縮してもう堪らない事もある。
そんな感じ。
わたしは好きな人に好きと言える人になりたいのかもしれない。