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今日のことを忘れるために生きていて
一体誰が今日のこの事を憶えているのか
今日のこの事を誰もが忘れたら今日のこのことは誰のためにあったのだろうか
今日のこの事をあしたには忘れるわたしを、今日のために何故生きているのかと何故に誰も責めないのだろうか
今日の愛をあしたの愛が救うとして、一昨日の愛は誰に捨てられたのだろうか
あしたの愛は今日の愛ではないのに
あしたの愛を持つわたしは一体誰なのだろうか
そして愛の愛を持つ君たちみたいなひとがあしたの今日の事をどうして覚えているのだろう
なにを積み重ねて生きるのか四角い木の積み木を積み上げたあしたのわたしは自分の身長よりも、高くなった積み木の上にどう積み上げているの
あしたの積み木を、もう手元にない木を誰がわたしてくれるの
上と下が逆さになった今日の事を
上と下が逆さになった世界では、下の積み木を上の積み木として新しいものだと誰に言い聞かせられたの
上の積み木と下の積み木が交互に重なり合ったこの世界にどうして混乱する人がいないのかは今日生きているわたしにも答えがあるはずだった
探し物は遠くに見えました、今日はやけに晴れている、そうしてまた1行目に戻る