左右

にじんだ

いろんなこと忘れた。

誰かの中に自分を見付けてはその人になって、どうせ何もできない。

あまりにも世の中との相性が悪かったから、そう見えないように装ったら電球みたいな人になった。

熱が出て、ダメだった。誰の期待にもこたえられる人間ではなかった。自分の期待は、誰かになれる、という意味のないもので、全く。それを辞めてからは何も無くなった。

自分でいることが嫌、その癖に自信満々な部分があったのは今でも不思議に思える。それは少しだけいまも左手の真ん中くらいにちょっとだけいて、でもだいぶ長い間寝てるかも。どうしたらいい

 

幼い頃の屈託のなさは残っている、明るいし。

反面、全てを否定する自分。それは後からできたものだけど、あれとはもうだいぶ長い付き合い自分を最大限に守ってくれる部分。あれは私のことがすごく好きだ、私もお前が好きだ。

 

出掛ける前、唇が馬鹿みたいにひび割れていて、いつもみたいに手で剥いたら血が滲み出た。

 

繊細だねってわらわれて、受け入れられた、ように思えた。自分も誰かにそういう態度を示せるかな、好きな人たちを大切にしたい意味は、自分の世界を少しでも守りたい自分本位の意思で周りの人が少しでも良くなればなって簡単には言えない。どうでもいいことってほんとはどうでもいいって思えない、ちゃんと教えてよ、すこしは喋ってよ。いつからかたくさんしわくちゃにして捨ててきた紙ゴミ、別に捨てたわけじゃない。すこしは人に対してほんとの気持ちを言えるようになりたい

自分のこと忘れないでよ、さみしいって言えよ