左右

真夜中の

日の沈む少し前に目覚めて、明け方までの間を生きていた
嘘みたいな自分の生と真反対の透き通るような音に心奪われていた
なぜ悲しいと思うのかもよくわからないけど、今の自分を自分だと思えなくて
浮ついた、地に落ちた、わらって誤魔化した言葉ばかりが頭を埋め尽くす。

真夜中に聞く音楽はできるだけわたしの見えないように、耳を塞いでくれる音楽を。

必要ないからもう大丈夫