左右

2018-01-01から1年間の記事一覧

あいだかなんだか知らねえけど

柔らかく平坦でまっすぐな道 眩しくて目がさめる、朝の陽射しに照らされ 部屋の植物が喜んでいる。わたしも嬉しくて、キラキラ輝く稜線を目で追う。 布団が暖かくて嬉しい。 夜、少し寒いのも、嬉しい。昨日1つ歳をとった。あれから、なんていうけど あれか…

すぐにいかない

この季節になると死んでしまった友達のことを思い出す。 一緒に出かけた最後の新宿御苑で拾いタバコをしていたこととか、初めて奢ってもらったこととかあの交差点で高く舞い上がるコンビニ袋のことを思い出す。 湿っぽい、小雨の降る6月の夜に、友だちから急…

西洋タンポポが埋め尽くす空き地 隈の染みついた顔 見ない夢、感覚のある恐ろしく鮮やかな夢、気持ちが悪い、いつか溶け込む夢、境界線の曖昧

今日は静かな日静か、穏やか。こういうなんでもない日に描く絵は、なぜか不穏になることが多かった。ドローイングを毎日している時不思議なことだなと思っていた。空っぽに近いと、空洞の先に手が届きやすいのかもしれない。 本当の今日の今日は風がつよい。…

生をする

もともとは、自分のことを語る手段が欲しくて絵を描き始めた。 生温い空気を吸って、いつもよりきつい浮浪者の臭気を感じながら西口通路を歩く。 なだらかに移り変わるリズム、刻まれる音、自分の身体がいつもより鬱陶しい温度だなあ。 今思うのは、今何も思…

なまみ

坂道で、潰れた鳩をみた。朝方4時、社から家へのタクシーを探している途中に見かけた。肉が飛び散り、赤く、街頭のせいで少しピンク色に見えた。 それをみながら何かを想像する。 昼食、安さから行く、牛丼チェーン店、牛の血肉を食べているんだと、屠殺の現…

べつのひと

夜、太陽のひかり 昼間 仕事が詰まっていなかったので、あかるいうち空気をいっぱい吸った 今日は昨夜寝るのが遅かったのに気持ちのいい朝でよかった 光を浴びる機会が本当に少ない

今日は仕事で、まだあまり慣れないペンタブで絵を描いた。 もっと使いこなせるようになりたいが、普段家で練習できるような時間が少なく中々やりたいことが頭の中で走り回っては休み、走り回っては忘れ、を繰り返している。 いいものを作りたい。 自分の手か…

つかれたからって本を読まないで帰るって言うのはだめらしい。 家に帰っても眠れない。仕事がべったりついてきて。 読めば、会社を出てから1時間後の最終深夜バスに乗る頃少しは、落ち着いている。 喉が渇いた、3食とはなんのことだろう。

死なないで

血のにおい足音、呼吸街忘れ、白紙、右手、剥がれ、飲み込み、ダメ、拾い、優しくする、死ぬ、死ぬこと。 目が見えなくなって、言葉を話さなくなる。偽物の言葉を使う、親指の付け根。また毟って、眉を掻く。欠いた左欠いた。覚え、補う、記憶しかない。補え…