柔らかく平坦でまっすぐな道
眩しくて目がさめる、朝の陽射しに照らされ 部屋の植物が喜んでいる。わたしも嬉しくて、キラキラ輝く稜線を目で追う。
布団が暖かくて嬉しい。
夜、少し寒いのも、嬉しい。昨日1つ歳をとった。あれから、なんていうけど
あれから。
繊細だと思っていた部分、ヒトからすると迷惑な神経質なところ、それでも、物や、人や、場所を選んでなんとか己に殺されないようやってきた。
仕事をすることは素晴らしく、勉強をしながら報酬を得られる喜びと、あり得ない労働時間との間で死んだり生きたりしている。
あらゆる人に恋をして、自分にも惚れたりして。自分が何人いても足りないなあとか、何もかも全てがうまくいかない気分になったり、昔の幼さをだんだん無くして行く代わり、つまらない代役の大人版自分にがっかりしたりして。
舞台を見た、観劇とは縁遠い人生だったが、チケットも持たずに会場へ足を運んだ。映画を見た、良くも悪くも自分には合わない物だった。
やさしくなったのか、諦めたのか、まだ期待しているのかしていないのか、わからない。わからないけど、まだなんとうなく、わたしはこれからもこのままでもそれ以下でも以上でも、やっていけるような心持ちでいるのです。
そう簡単には、お前なんかのためには死なないし、もう少し素直になりたいし。
大丈夫だよっていったり言われたりしたいから